バレーボールには得点の加算方法に2種類の方式が存在する。

ラリーポイント
・サイドアウト制

サイドアウト制では、サーブ権の獲得*1には得点が与えられない。

サーブ権を持つ側のみに得点が入るので、両陣営互角の展開を見せている場合には、セットが始まって30分経過しても0対0のままという事もありうる。
また、不利な展開が続きマッチポイントの圧倒的劣勢な状態でも、チーム状況が良い状態になり、相手チームから完全に主導権を奪うことができれば逆転することも可能である。

つまりサイドアウト制は、状況の主導権を奪い合う事から始める得点加算方法である。

ラリーポイント制では、サーブ権の有無に関係無く得点が加算される。
つまり両陣営互角の展開を見せているサイドアウトの応酬の状況でも得点は加算されていく。

ラリーポイント制においても優勢を生み出す局面はサーブ権を持っている陣営であり、この状況で得点を獲得し連続得点とすることが優勢を生み出した状況である。

つまりラリーポイント制は、優勢な状況を早く数多く生み出す事で勝敗を決する得点加算方法である。

*1:これをサイドアウトという。